ミニインタビュー第6回は・・・
中田春介さん(写真左)×泉 陽二(写真右)さんです!
ではよろしくお願いします。
○まず、お二人の経歴をお伺いします
泉さんと演劇との出会いはいつごろですか?
泉:お芝居との出会いは大学生の時ですね。その前はずっとバリバリの体育会系でした。小学校で野球やって、中学校でバレーボールやって、高校でラグビーやっていました。
○世田谷パブリックシアターでは「ソウル市民」(作:平田オリザ 演出:フレデリック・フィスバック)に出演され、去年はフランスでのアヴィニヨン演劇祭公演もありました。
泉:今回、衣裳を担当されるオルガさんも一緒でしたよ。フレデリックともまた仕事できると信じてます。
○「ソウル市民」では女装しての出演、印象的でした。
泉:まだ決まっていない女性の役があって、フレデリックから「やる?」と聞かれて、「やります!」って(笑)
○それでは中田さんにお伺いします。演劇活動を始めたのはいつ頃ですか?
中田:学生時代は出会いはなくて、大学を卒業してから5年くらい出版社に勤めていました。28歳の時につい魔がさして(笑)、いつのまにか演劇の世界に。初舞台は流山児★事務所の公演「アトミック・ストーム最終章」(作:佃典彦 演出:流山児祥)だったかな。最近では「ヘレンの首飾り」(作:キャロル・フレシェット、演出:小林七緒)に出演しました。ほかにはモダン・スイマーズ「ブロンコ」(作・演出:蓬莱竜太)に客演したり・・・松本さんとは31歳の時、「プラトーノフ」に出演してからのおつきあいになります。
○主宰されているタプローズではどのような活動をされてますか?
中田:タプローズは30歳の時に旗揚げをしました。2人芝居や3人芝居が中心です。オリジナル作品の時は、好きな作家さんをみつけてお願いしてます。最近は海外のものをやってみたくて。オーストラリアやカナダの演劇が面白いという話も聞くのでそういう台本を借りてやってみたいですね。
○中田さんは松本さんのカフカ演出作品「城」に出演され、「変身」では虫になってしまうグレゴール・ザムザを演じられましたが、その時の印象は・・・
中田:「変身」は、今でいうサラリーマンがある朝、虫になってしまったというお話で有名ですよね。現代社会と通じるような要素が多くて、身近でわかりやすい作品だったと思います。稽古では虫の動きをいくつか試したんですけど、内面でなにか異変が起きていることを重視して、具体的な「虫」というのをあまり外に出さないようにしました。
○今回は2作品ともに井手茂太さんの振付です。すでにみっちり稽古をしてきましたが、お二人ダンスの経験は・・・
泉:観るのは好きですね。去年アビニョンに行ったときは、ダンスやシルクがいたるところでやっていて、よく足を運んでいましたね。もちろん、井手さんもイデビアンクルーも大好きです。
中田:特にレッスンを受けたことはないけど、身体を動かすのは大好きですよ。井手さんに振付される時は、踊るというよりたたずんでるだけ、という役割になることが多いのですが(笑)
○小説から舞台化する作業をワークショップから行ってきました。短時間で膨大な小説の内容をどのように憶えているんですか?
泉:まずは大きく流れをつかんでおいて、細かい描写で面白いところがあったらピックアップして、膨らませていくようにしています。
中田:全部を覚えるには量が多いですよね(笑)小説にある情報をいくつか取り上げて、まちがった方向に行ってないなというのを確認しながらエチュードに取り組んでいました。
○稽古が休みの時は何をされてますか?ご趣味は?
中田:役作りを・・・(笑)うちにいたり夕方になるとお芝居みたりしてます。あとはレコードとかCDを家でゆっくり聴いています。・・・ライクーダー(ギタリスト。最近ではキューバのスター・ミュージシャンによる 「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」でのプロデュースが著名)とか、ジャズとかブルースとか。スライドギターも好きですね。
泉:とくにこれといった趣味はないんですけど、寄り道しながら目的地に行くのが好きです。でも方向音痴で、「おお!こんなところにこんないいところがあるんだー」とせっかく気に入った場所を見つけても、次にはいったいそこがどこだったのかわからなくなってしまうんです(笑)
○最後にブログを御覧になっている皆さまにひとことお願いします!
泉:「どっちみたらいい?」って聞かれたら絶対両方みたらいいって薦めますね。
中田:「審判」「失踪者」のセット券もあるし。このお値段でこのレベル高い作品を観れるんですから。今年、“東京で一番面白い作品になる自信があります!”と、いつもそう言うには言ってます(笑)
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泉陽二(いずみようじ)
早稲田大学在学中より演劇活動を開始。近年は、注目度の高いさまざまなプロデュース公演への参加が続く。主な出演作に「やわらかい服を着て」(作・演出:永井愛)、「ムーンパレス」(構成・演出:白井晃)、グリング公演「旧歌」「虹」(作・演出:青木豪)、ONEOR8公演「ガーデン」「29」(作・演出:田村孝裕)、フラジャイル公演「塔」(作・演出:小里清)、世田谷パブリックシアター「ソウル市民」(演出:フレデリック・フィスバック)など。
中田春介(なかたしゅんすけ)
1967年、兵庫県生れ。フリーで活動を続けながら、演劇集団タプローズの主宰者でもある。流山児★事務所、モダン・スイマーズ等への客演も多数。MODE『プラトーノフ』『ゼロの神話』『逃げ去る恋』『秘密の花園』等に出演。カフカ作品では新国立劇場『城』MODE『変身』にも出演。フリー。