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<審判・失踪者>出演者 ミニインタビュー Vol.10

ミニインタビュー ラストを飾る第10回は・・・


井口千寿瑠さん(写真左)×石井ひとみさん(写真右)です!


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○今日はどうぞよろしくお願いします。
さっそく、お二人の経歴を教えてください。石井さんから・・・

石井:山梨出身で、幼少の頃から歌手になろうと思っていました。スター誕生は3回受けまして、3回目のときは決戦大会に進出しまして、小泉今日子さんと一緒でした。ですが、残念ながらデビューはできなかったんですよ(笑)。

井口:ひとみさん、歌上手ですよね。

石井:いえいえ。その後、東京の大学に進学して、お芝居と出会いました。その頃、本多劇場の杮落とし「秘密の花園」(作・唐十郎)で出演していた緑魔子さんが劇中で歌を歌っていたんです。それを観てお芝居をしようと思いまして、大学をやめて唐十郎さんの状況劇場に入りました。2年ほどいたんですが、母の病気で山梨に帰っていたところ、金守珍さんに誘われて新宿梁山泊の旗揚げに参加しました。新宿梁山泊は8年ほど前に辞めました。金さんは本当に来るとは思ってなかったみたいですけど。挫折ばかりの人生です(笑)。

井口:(笑)。ひとみさんが出演されていた新宿梁山泊の舞台、素敵でした。「人魚伝説」とか・・・見ました。

○松本さんのお芝居には?

井口:松本さんの初めてのお芝居でひとみさんにはじめて会いました。松本さん演出の「窓からあなたが見える わが街・池袋」(95年、作:平田オリザ、演出:松本修)という作品です。

石井:そのときはまだ梁山泊に所属していて、井口さんは当時まだ高校生でしたよね。

井口:そうですね(笑)。

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○では井口さんは?

井口:高校生のときに平田オリザさん演出の「転校生」(94年、青山円形劇場プロデュース)が初舞台です。高校演劇などはやっていなかったのですが、自分は女優になると思い込んでいたんです(笑)。その次に松本さんの「窓からあなたが見える わが街・池袋」に出演しました。それから白井晃さんの「銀河鉄道の夜」です。すべてオーディションをうけて出演しました。

○世田谷パブリックシアター公演、そして松本作品にもたくさんご出演ですね。

井口:世田谷パブリックシアター/シアタートラムには佐藤信さん演出の「ネネム」、「ドラマリーディング18 ヒカリ・カガヤク」、松本さん演出の「ガリレオの生涯」、MODE「ワーニャおじさん」、そして「アメリカ」初演・再演で出演しました。松本さんの作品にはMODE「恋愛日記」「君が鬼と出会った夏」「秋のエチュード」「逃げ去る恋」、新国立劇場の「城」に出演しました。

石井:松本さんの作品は「窓からあなたが見える わが街・池袋」、「城」、「場所と思い出」、「変身」と、シアタートラムでの「アメリカ」初演・再演です。

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○お二人は、松本さんのカフカ作品に多くご出演ですね。石井さんは皆勤です。いかがですか?

井口:私は、「アメリカ」に出演してお芝居の面白さに気づきました。脚本がなくて小説からつくる・・・俳優個人がアンサンブルか主要な役かどうかは問題ではなくて、演出家と俳優がいっしょに作り上げていくのが楽しくて。お芝居を作る楽しさを感じました。

石井:カフカの小説を読んでいくと、不可思議でおもしろい動作が書いてあるんですよね。それをそのままやってみるように松本さんから指示を受けて、その動作をやってみる・・・そうすると感情が見つかるのが面白いですね。


○今回の役どころは?おふたりのカンパニーの中での役どころなど・・・

石井:大きく主人公に絡むというよりも、その主人公を“見る”っていう行為が重視されている気がします。

井口:やっぱり“見る”行為を大切にしています。周りの見る側と主人公ヨーゼフ・Kとの関係性が、その“見る”行為で伝わるようにしたいと思っていろいろ考えているんだけど・・・まだまだ答えはわかりません。

石井:井口さんは転換もたくさんしてますね。私は役立たずなのであまりやっていません(笑)


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○今回は二本立てですが、どうですか。

井口:大変ですよね・・・(笑)

石井:「失踪者」(アメリカ)は再々演なので落ち着いて考えられるんだけど、「審判」は新作なので、不安ですね。演じていてまだ楽しめないです(笑)。「城」とはまた違った意味で「審判」も難しさがあります。「審判」カフカが冒頭と結末を先に書いた作品だそうです。「城」とはまた別の雰囲気がありますね。「城」はカフカが病気のときに書いたものですしね。でも「審判」と「城」はなんだか似ている気がします。


○ではプライベートのお話で、趣味とか・・・?

石井:漫画を読むことです。月に10冊弱ってとこですね。富江の伊藤潤二、萩尾望都とかすきですね。あと、推理小説を読むことと、映画鑑賞、クイズ解きです(笑)。

井口:家の犬と遊ぶとか・・(笑)。犬はラブラドール二匹とトイプードルが一匹です。あと、お香とかアロマキャンドルを集めるのも好きです。

石井:うちもネコがいてかわいいです。ツーちゃんです(笑)。あとライブをやっているんです。 “歌と演奏と朗読のやりたい放題ヤッホー!!”というもので(笑)。阿佐ヶ谷のヴィオロンでおこないました。シャンソンとかを歌ったり、朗読したりしました。やりたい放題です。井口さんダンスとかやってるんじゃないですか?うまいじゃないですか。

井口:やってないです。松本さんの作品で何度も踊っているからですかね?ニュアンスとか大事にしています。

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○最後に、ひとことどうぞ。

石井:老若男女の出演者・スタッフ、みんなでがんばっています。ぜひ観に来てください。

井口:井手さんのダンスと松本さんの芝居の融合を見てほしいです。それぞれが独立しているのに、うまくかかわりながら作品になっているというのが松本さんだからできるとおもうんですよね。見たことのないものがありますから、見にいらして来てください。

○お二人とも、どうもありがとうございました!
いよいよ劇場での舞台稽古ですね!よろしくお願いします!

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井口千寿瑠 
主な出演作品に、舞台「ガリレオの生涯」「城」(演出:松本修)、「銀河鉄道の夜」(演出:白井晃)、「転校生」(演出:平田オリザ)、「ネネム~おかしなおかしなオバケの話~」(演出:佐藤信)、「かもめ」(演出:桐山知也)。映画「頭文字D」(監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック)「自由戀愛」(監督:原田眞人)。TV CX「ラストクリスマス」、TBS「世界ふしぎ発見!」。CM「久光製薬」、「NTT東日本」などがある。FMG所属。

石井ひとみ 
1962年生まれ。山梨県出身。状況劇場を経て新宿梁山泊旗揚げに参加。1999年まで在籍。主な舞台に新宿梁山泊「夜に群がる星の騎馬隊」「カルメン夜想曲」「人魚伝説」「十六夜の月」「少女都市からの呼び声」、流山児事務所「TATSUYA」、THE・ガジラ「女中たち」、世田谷パブリックシアター「アメリカ」、新国立劇場「城」、MODE「場所と思い出」「変身」。映画「東京デラックス」など。フリー。


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2007年11月08日 21:41に投稿されたエントリーのページです。

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