こんにちは。カフカ・レポーター3号です。
最近、一段と冷えてきましたね。風邪をひかぬよう注意しながら働いている日々です。
なにしろこの『審判』『失踪者』の公演は長い(地方公演まで含めると12月22日まで)。
最後まで走りぬくには、身体と心の健康維持がたいせつです。
そこで、今日は僕が日ごろ愛用し、心の栄養を得ている和み系カフカグッズを紹介したいと思います。
「不条理!」「暗い!」と言われがちなカフカですが、それだけがカフカじゃあない。
No kafka, no life! 生活のための、生きるためのカフカがここにある。

(カフカしおり:本の隙間からひょっこり顔を出すカフカ。ちなみに本は『審判』『失踪者』の翻訳者である池内紀先生の『自由人の暮らし方』。)
◆グッズその① カフカしおり
プラハの街中に立つカフカのしおり。
「あ、この本どこまで読んだっけ!?」ということがあってもこのカフカしおりがあれば一安心。
本の隙間からひょっこり顔を出したカフカが「ここだよ」と教えてくれます。
読書の秋に必須のアイテム。
◆グッズその② カフカカレンダー
マニア度大です。少年時代のカフカのポートレートで飾られた表紙をめくると、1月はカフカが生まれた家の写真で始まり、カフカの両親、婚約者だったフリーツェ、住んでいたアパートの写真などが年代順に続いて、最後の12月はカフカのお墓の写真で締めくくられるという代物。

(左:カレンダー表紙 ひと月ひと月カレンダーをめくる毎に、カフカの一生を追体験できるように写真が配置されている。製作者の演出が心にくい。真ん中:5月はカフカの父親ハーマンが営んでいた店が入っていた建物の写真。マニアック!右:12月はカフカのお墓の写真。カフカと両親の名前が墓石に刻まれている。)
◆グッズその③ カフカマグカップ
カフカマグにはブラックコーヒーが似合う。
サラリーマンだったカフカは勤務後の深夜に執筆していたそうです。
執筆中には眠気覚ましにブラックコーヒーを飲んでいたのではないでしょうか。
だが、今日は風邪気味なのでくず湯を飲みます。はあ、癒されるなあ。

(カフカマグ:眼光の鋭いカフカ。だが、中身はあったかい抹茶くず湯。日本とチェコの幸福な出会い。)
◆グッズその④ 書籍『カフカ 実存と人生』
カフカのアフォリズム(警句)と日記を収めた本。『失踪者』の上演では芝居の随所にカフカの言葉がスライドで投影されるのですが、その言葉のいくつかはこの本の中に収められています。短い言葉がたくさん収められていて、どこから読んでも差し支えないので「小説は重すぎる」という方にもお勧めです。
この中から、『失踪者』でも使われている僕の好きな言葉をひとつ。
「目標はあるが、道はない。われわれが道と呼んでいるものは、ためらいに他ならない」

(『カフカ 実存と人生』 一人の人間の肉体は朽ち滅んでも、精神や言葉は生き続けるということを教えてくれる一冊。カフカの言葉は未だ輝きを失っていない)
◆グッズその⑤ カフカポスター
僕は家の玄関の扉にはいつも芝居のチラシやポスターなどを貼っているのですが、
今はやっぱりカフカポスター。
今日もカフカに見送られながら、劇場に向かいます。今日は『失踪者』の公演だ。

(3号自宅玄関。カフカポスターの隣には舞踏の大野一雄先生の写真。二人とも佇まいがかっこいい。「カフカさん今日は冷えるね。」「大野さん、今日も踊るのかい」といった会話が聞こえてきそうだ)
それではまた次回!