『国盗人』- W.シェイクスピア「リチャード三世」より
鑑賞日:12月10日(木) 19:00~
女性
シェイクスピアの「リチャード三世」に能や狂言が取り入れられたお芝居ってどんなものだろう・・。話についていけるのかなという不安もありましたが、今までに見たことがないものが見られそうと、ワクワクしながら劇場へ向かいました。
撮影=久家靖秀
「国盗人」のお芝居は、私にとって「未知との遭遇」でした。それは、劇場で開演を待っている時から始まったのです。寒い外から、温かい劇場へ入り席に着くと何か違和感を感じました。
「何だろう?」と考えていると、劇場を流れている音だという事に気がつきました。もの悲しい蝉の声がするではないですか。真冬になぜ蝉?と混乱していると、私の席の横を白い日傘をさした女性が歩いてきたのです。何がなんだかわからず、パニックになってしまいました。徐々に状況が理解できてきましたが、本当にびっくりさせられました。
ストーリーは原作に忠実で、テンポがよくどんどん引き込まれていきました。野村萬斎さんが演じる悪役リチャード三世=悪三郎は、おちゃめで憎めないキャラクターになっていたり、途中、観客もお芝居に中の一員となってしまう場面もあり、すごく楽しめました。能面や笛の音もうまく取り入れられていて、素敵な演出だなと思いました。
この日はラッキーな事に終演後ポストトークがあり、裏話も聞けて楽しさ倍増でした。
今回、こういう機会を頂いたことで、今まで知らなかった世界を知ることができました。本当にありがとうございました。興味のある公演も見つかりましたので、また、世田谷パブリックシアターに足を運びたいと思っています。
