鑑賞日:1月17日(日) 14:00~
女性
以前にも、この能楽現在形を拝見して、大変興味を持ち、応募いたしました。
今回の演目から、演劇的要素が強い『邯鄲』の方が、より面白いのではないかと期待しておりました。ところが『高砂 八段之舞』も、はるかに面白く楽しめました。特に、舞台正面左手に囃子、右手に地謡を配し、正面の松の絵柄を配した垂れ幕が効果的に使われていました。シテの舞は、緩急あるテンポで、囃子、歌い、舞と三位一体になって、観る者を釘付けにしました。
通常の能舞台ではない舞台で見事な舞を演じられて、感嘆いたしました。
『邯鄲』は、狭い台座の上での舞い、台座から降りてからの舞も、私には、長く感じました。台詞が聞き取りづらいせいだったのかもしれません。台詞を明確に発音しないと舞も色あせてしまうのではないでしょうか。伝統を受け継ぎながら、現在の若者にも受け入れられていくような能楽を残していくには、取捨選択も必要かなと感じました。
劇場に関しましては、何度か足を運んでいますが、いつもこの劇場の大きさに合わせた演目で、見やすい設計になっています。演じる人たちと親近感を感じるような大劇場にはない良さをあじわえます。
